
毎年のこと。お中元にお歳暮とボクの大好きなビールを送ってくれます。
律儀だな〜、と思います。
一緒に働いていたのはもう15年くらい前に2年半くらい。
彼(後輩)が独立開業時にいろいろ相談に乗り、サロンのホームページもお願いされたり。
頼ってもらえるというのは嬉しいことです。
でも、実際に会うことは年に1〜2回。会わない年だってある。
ちょっとお互い離れてるので、ちょくちょくあえることもありません。
それでも付き合い自体は続いていたわけです。
アイツ今いくつだろ?35かな?
新卒で入社してきてボクのチームでアシスタントしてくれたり、今思うのは「本当に成長したな〜」と。
当時はホントに要領が悪くて仕事が遅かった。丁寧ではあったが遅かった。
自分で言うのも何ですが、ボクは当時サロンのスタイリストの中でも1番仕事も早く売り上げもあった。
そんなボクの仕事のスピードに必死で付いていこうと頑張っていたアイツ。
結婚して、独立して自分の店を持ち、家も購入して、子供も生まれて…
頑張ってんな!
今はお互い経営者となり、同じ立場で同じ目線でいろんな話ができるようになりました。
その彼は独立後、毎年必ずこうやってお中元とお歳暮を送ってくるのです。
3年くらい続いたので、あるときボクは「毎度毎度、ホントによくできた奥さんだな〜。〇〇ちゃんは!」と奥さんのことを言いました。
奥さんも知ってます。とても気の利く素敵な子。
ところが、彼に言われました。
「〇〇じゃねーっす!俺が自分でやってますよ」と。
てっきり奥さんが気付いて送ってくれてるもんだと思っていたわけです。
アイツがこんなに気が効くわけないしな…と。
とんだ勘違い。スマン!お前かよ!
こんなことするようになるまで成長していたなんて、ボクは感動もんです。
スタイリストデビューしても全然売上げ伸びなくて、同期と比べても全然ダメで…
そんな彼が出した答えが独立開業という道。
周りの同期や上司からは反対されていたみたいで、ボクだけが「やってみろ!」と言ってくれたみたいなんですよね。
単純に考えれば指名売上げ月30万位しかなくて、伸び悩んでいるスタイリストが独立すると言ったら、近くにいる人間は反対するでしょう。
でもボクは、環境変われば流れも変わるし、とにかく「今」を変えることはできるという考えなので、やってみたほうがいいと思ったんです。
うだうだ悩んでいるより決断したんならそっちの方がいい。あとは背中を押してやればいい。と。
今は、当時の4倍近くは1人でやってるみたいですから。
ボクもまだまだ負けられません。
負けたくねー!とお歳暮送られてくるたびに気を引き締めています。
とにかく、いつもサンキューな!