美容師アシスタント時代はきつい。とよく聞くが、今思えばそこまできついとは思わない。
多分だが、その先にはもっときついことが待っているかもしれない。
きついのは肉体的な部分だけのような気はする。
アシスタントでもスタイリストでも、経営者でもどんな立場でもそれぞれのステージできついことなんていくらでもある。
だから、美容師はアシスタント時代だけがきついなんてことはないと思う。仕事とはきついこともあるが楽しんでやるものだ。
そして、理由はきついだけではないだろうが美容師が転職を考えるとなると、それなりの覚悟が必要だと思っている。
転職するなら覚悟を決めよう
うちでも中途でアシスタント、スタイリストと中途入社してきたことがあるが長続きしなかった。
もちろん、そのスタッフなりの思いや理由があって辞めていくので、仕方のないことだとは思っているが、短い期間では中々伝えきれないこともある。
それゆえ、わかって欲しいのは「今までと同じでいいとは思わないこと」
前職での技術や接客の仕方など、当たり前だったことがそうじゃなくなることが多いと思っていた方がよい。
もちろん、理解していたのであろうが、どうしてもそこにギャップを感じているように思う。
前職と同じことをして、似たような環境で働きたいのであれば、無理して職場を変える必要はないのでは?
美容師は技術職でサービス業だ。店が変われば提供する技術やコンセプトに違いがあるのは仕方がない。
次の店で頑張るのであれば、前職での経験を活かしながら新しい職場のやり方を吸収していかなくてはならない。
前職の経験が長ければ長いほど自分の中での正解というものにこだわりがちだが、一旦そこは忘れて新たな気持ちと姿勢でスタートする覚悟が絶対に必要かと思う。
いい意味で期待しすぎないことも大事
転職して職場を変えれば今よりもきっとチャンスがある!そう思って転職するのは悪いことではない。むしろ当然といえる。
求人募集している美容室だってたくさんのチャンスを与えてあげようと努力してくれるだろう。
ただ、必ずしもそのチャンスが入社してすぐに与えられると期待しすぎるのは、結果として長続きしない要因になってしまう。
大きな会社で集客力も抜群ですぐにたくさん入客できるという環境もあれば、そうでない会社もある。
うちみたいな小さな美容室でギリギリのスタッフ数で営業していれば、新規客もそこまでこなすことができないという現状。
スタッフが増えればこれから新規客をこなす余裕も増えるという状況。そうなると、新しいスタッフが増えたその日からいきなり新規客数が2倍3倍になるなんてことはない。
集客のためによりいっそうの広告費投入はするが、すぐに新規客数が増えると、チャンスが来るというものではないということ。
小さな会社でこれから頑張りたいと思うのであれば、いきなりチャンスを期待するのではなく、チャンスを掴むための辛抱も少しの期間は必要となることを覚悟しておくのも大事なわけで。
入ってすぐに「なんか違う。こんなはずじゃなかった」と思ってしまうのは仕方ないのかもしれないが、入る前から期待が大きすぎるというのは、その分ギャップも大きくなるということもある。
いい意味で期待しすぎない。自分が選んで決めた環境で頑張ってから答えを出すことも必要だ。
頑張りきる前に諦めてしまうことが多いような気がしているのは、僕だけであろうか。
もちろん、頑張る期間や見極める期間は人それぞれ違うので、その期間に正解はないのだけれども。
まぁ、あまり偉そうなことは言えませんが、美容師の転職にはそれなりの覚悟が必要だよ。ということが言いたかったでけです。
小田急線の町田、海老名、本厚木、伊勢原、秦野、小田原エリアで転職検討中の美容師さんにオススメです。
よろしくお願いします(^^)