女性美容師が働きやすい労働環境を整えて、美容師求人募集中のホシです。
美容師の仕事は肉体労働だし、サービス業なので精神的疲労も少なくありません。
特に女性が長く美容師を続けていくには、働く美容室の労働環境に大きく左右されると考えます。
女性美容師が働きやすい環境とはどういった環境なのか?
うちの会社で整備しているものを元に、もう少し深く考えてみます。
美容師の労働時間を適切なものに
昔から多いのが営業時間が10時間の美容室。
さらに朝の営業前の開店準備、夜の営業後の閉店作業も入れると、10時間ちょっとは拘束されることがほとんど。
これで休憩2時間以上とかあるならまだしも、そうでないことがほとんどで、お昼ご飯も食べれないということもある。
単純に1日10時間以上の労働時間。立ち仕事の美容師。となると、女性が長く続けるにはやっぱきついですよね。
まずこれを世間一般的というか、いわゆる労働法にあてはまる8時間労働にする。休憩もきちんと取れるようにする。
美容室の営業時間が10時間なら、交代制が必要となる。
美容師の場合、労働時間が短くなれば売上も下がり、給料にも影響しやすい。この問題をいかにしてクリアするのかが重要となる。
うちの会社では、労働時間が短くても、一定の売上をキープ出来るよう、サロンコンセプトを軸にした戦略でクリアすることを考えている。
美容室は残業をどう扱うのか?
仕事ですから残業が生じてしまうのは仕方のないことと言えます。この残業を美容室側でどのように考えていくのかが重要なんだと思います。
労働法で考えれば1日8時間、1週40時間を超える労働時間が法定時間外労働として残業扱いとされます。
これを美容室に当てはめた時にはどうでしょう?
- 8時間以上働いているけど…
- 開店準備や閉店作業は?
- 休みの日にミーティングに参加してるけど…
- 練習会は残業扱い?
など、お店の営業時間外にも仕事をしているという考えになりますよね。
うち(僕の考え)では、基本8時間労働+休憩1時間で、開店準備と閉店作業を時間外労働0.5時間として残業扱いとします。
わかりやすく言うと、出勤日には毎回0.5時間の残業があるということ。
開店準備と閉店作業は営業するために絶対発生する業務です。これも美容室の業務な訳であって労働時間なんですよね。だから、うちでは8時間を超える部分なので残業代として支払うことにしています。
練習会やミーティングに関してはすごい難しいと思っています。もちろん、会社指示のもとであれば時間外労働となり、残業代の発生となるんでしょうけど。
なので、休みの日は休んでもらう。休日の会社業務や行事などは自由参加。練習会は営業時間内に。営業時間外の練習は自由。というようにしている。
でもね、これガチガチに決めてしまうのって危険な気はするんですよね。
美容師にとって技術を磨く時間は必要なわけで、指導が必要な期間もあるんですよね。練習する人、練習を指導する人との2者がいるんですよね。だから難しいんです。
練習する人は自主的?指導する人も自主的?この辺をルールできっちり線引きする必要もあるのかもしれませんが、なんかそうしてしまうのは違う気がしているんですよね。
なあなあにするわけではなく、ガチガチにすわけでもなく、うまく思いやりという気持ちを持って考えて欲しいところだと考えています。
全てにルールがあれば不満が出づらいということではないと思うので。
美容師でも完全週休2日でプライベートを大切に
休みが少ないんですよね、美容師って。
美容師という仕事で考えた時に、休みよりも仕事!と考えて働く人もいるのは確かだし、そういう時期が必要かなと思う部分もあります。
でも、美容師になった人みんながそうではないのが当然。仕事も頑張るけど休みも大事!と考えて働く人も多いですよね。
だから、うちでは会社でしっかり休みを設ける。スタッフにはきちんと休んでもらう。もう少し稼ぎたいというスタッフが休みをとらずに出勤するのは自由。ということにしている。
完全週休2日で有給休暇も取得できるようにはしている。そういった体制がある中での働き方は、そのスタッフが自分で考えるのがベストかと思う。
女性美容師で
- 家庭を持って家族との時間を最優先という⇨しっかり休みを取る派
- 休みよりも稼いで欲しいもの買いたい⇨休み減らして稼ぐ派
など、自分にベストと思える働き方をすればいいでしょう。
ただ、無理は良くないです。
女性美容師さんに絶対に見て欲しい記事
→【産休育休】女性美容師が絶対に知っておくべき大事なこと
働き方を会社と共に模索する
女性美容師には女性ならではの変化が生じてくるかと思うんです。
- 生理的なこと
- 結婚、出産
男の僕には理解することはできたとしても、同じ体験をすることはできないので難しいことではあります。
会社のトップが女性であれば話も早いし、女性目線での労働環境の整備ができることかと。
ただ、トップが男の会社でも
- 話してわかるかな〜?
- 対応してくれるの?
- どうせ変わらないよね…
などと諦めるべきではないです。働き方に不満や無理があるなら、会社に話してベストな働き方を共に模索するべきです。
- 結婚して旦那の扶養に入るから、今の働き方はできない。
- 親の介護の時間が必要
- 子供が小さいから突然休むかも…
そういう状況になったらなったで、一緒に働き方を考えてくれる会社で美容師として働くのが大切です。
会社側も本人から詳しく聞かないと、考えることも動くこともできません。
話してくれればこちらから働き方の提案も出来ますし、協力もできるかもしれません。
『女性美容師』を理解し、共に成長できる職場環境が女性が美容師を長く続けるには必要です。
株式会社and-Lの代表は男ではありますが、現役美容師でがっつりサロン営業に出てます。美容師の大変なところも理解しています。
もし、女性美容師さんで興味があれば求人募集ページも見てみてください。
小田急線の町田、海老名、本厚木、伊勢原、秦野、小田原エリアで転職検討中の美容師さんにオススメです。
よろしくお願いします(^^)