
「お金がない!」
これがまず最初に思うことで、1番大変と感じることでしょう。
実家暮らしとは違い、家賃という出費がかなり大きいですから。
お金がないから、色々と大変なわけです。お金が解決してくれることが多いのも事実。
そんな大変な美容師アシスタントですが、お金だけではなく大変なことが他にもあります。
同じように大変なアシスタント時代を乗り越えてきた僕が、大変なことと乗り切り方を紹介します。
美容師アシスタントはプライベートの時間がない!
というのは、営業時間以外にも美容師として使う時間が多いからです。
美容師として美容室に就職すれば、サロンワークをメインに営業時間に労働するわけですが、美容師としての成長促進のために使う時間も必要となります。
サロンワークだけでも美容師として成長できなくもないですが、限界もあるし成長は遅いです。
サロンワークで接客やサービスは学び経験値も増えていきますが、技術面の成長にはやはり練習が大切となります。
その練習に使う時間は、基本的にはサロンワーク以外での時間となります。営業時間外と言うことです。
「えっ!じゃあ、残業ってこと?」と思うかもしれませんが、美容業界としては残業扱いにしている美容室はほとんどありません。
練習するということは教えてもらうということにもなります。
技術も教えてもらい、お給料までもらえる。練習時間に残業代なんて付くわけがない。というのがこの業界の昔からの考えです。
「でも、労働時間に入るんじゃないの?」という疑問も出てくるでしょう。とはいえ、中々練習時間を時間外労働として残業代を支給するのは難しいところです。
気持ちはわかりますが、ここは「自分のため」と思って練習に励むべきです。
「毎日3時間練習しろ!」と強制するわけではありません。あくまで、自己判断で営業前後に練習して欲しいというだけです。
うちでもそうですが、アシスタントでも技術を習得していくことで給与UPとしている美容室もあります。
その昇給を技術手当として支給するわけですが、技術手当を技術習得のための練習時間への手当としている場合もあります。
例えば、シャンプーとヘッドスパでお客様を担当できるレベルになったら、技術手当として毎月3,000円プラス支給される。というような。
この3,000円が練習時間への手当と考えてね〜。というようなこと。
残業代という概念ではなく、技術習得することで毎月の基本給がUPするから、アシスタントのうちは練習を頑張ってくださいということ。
技術の練習は美容師としての自分のためにするものです。残業代を稼ぐためにするものではないのです。(もちろん美容師ならわかっているでしょうが)
とにかく、アシスタントのうちは練習が必要。練習せずにお客様に価値ある技術を提供することは不可能です。
サロンワークで覚えることも、習得するべき技術もたくさんあります。
営業が始まる前の朝の時間、終わってからの夜の時間、とにかく毎日練習をするわけです。(僕はめちゃくちゃしました。定休日もやってました)
ただ、毎日じゃなくてもいいですし、練習のペースは個人差があります。
とにかくプライベートの時間が少ない…
- 友達と遊べない
- パートナーとデートする時間がない
- 家族と過ごす時間がない
サロンワークもして、練習もしてとなるとこうなります。
美容師アシスタントがプライベートの時間を増やすには?
完全週休2日/8時間労働の美容室で働くことで解決!
もうこれが1番。今の時代はあります。毎週2日お休みが取れる美容室。
僕の時代はというと「週休2日?あるわけねーだろ!」という時代でした。。
やっぱりアシスタントにとって練習は必要不可欠です。
練習するなら営業開始前か営業後の時間で集中してやるのがイイと思います。
8時間労働1時間休憩の美容室なら、サロン営業時間は9時間です。
例えば、10:00オープンの19:00クローズとなるわけです。
営業後30分片付けをして、19:30から1時間半練習しても21時に帰宅できます。
もう少し早く帰宅したければ、営業前に45分練習して営業後に45分。これでもイイと思います。
週5日の出勤日のうち4日は練習して、休みの前の日は早く帰るでもイイ。
休みの2日丸々プライベートに使うのも、1日は練習に使うのも、午前中だけ練習するのでも、とにかくプライベートに時間が増やせます。
「全然、プライベートがないよ!」という美容師アシスタントは、完全週休2日の美容室への転職を検討するのが1番の解決策です。
ただです。個人の考え方なので自由ではありますが、練習すればするほど美容師としての成長は早く、お客様に支持される美容師に近づきやすいです。
シャンプーでめっちゃ手荒れするんだけど
美容師アシスタントは、毎日毎日沢山のお客様をシャンプーして、気持ちよくすることができます。
しかし、その分手荒れ問題に悩む子が多いのも事実です。
カサつく程度ならまだいいです。
美容師の手荒れはそんなもんじゃありません。
人によって手荒れの症状は違いますが、レベルでいうと
- 火傷レベル
- 常に出血状態
- 体液が常に滲み出る
このようなレベルの手荒れも全然いるのです。
ここまでになると素手でお客様の上着やバッグをお預かりするのが、危険であり申し訳ない気持ちになります。
とにかく、美容師を続けていくなら手荒れを放置してはいけません。
正直なところ、ケアしてもどうにもならない場合は、美容師を諦めるという選択にもなります。
それぐらい手荒れを甘く見てはいけないということです。
美容師の手荒れ問題をクリアするには?
シャンプーや水仕事をするときは、必ずゴム手袋をすること。
面倒臭がらずに必ずゴム手袋をします。
うちの話になりますが、以前お客様で「手袋しないで洗ってほしい」という希望の方がいらっしゃいました。意地悪とかではなく、ゴムアレルギーかもしれませんし、苦手な場合もあるからです。
僕は、お客様にこうお伝えしました。
「うちではシャンプー時に手袋着用を義務付けています。お客様をキレイにするため、スタッフがこの先もずっと美容師を続けていくためです」
「申し訳ありませんがご理解くださいますようお願いします」と。
もちろん、美容師の手荒れ問題のお話もお伝えしました。
ご納得いただけない様子でしたので、他のお客様に少しお待ちいただき僕がシャンプーしてなんとかなりました。
こういう場合は、今まで滅多にありませんでしたが、なきにしもあらずです。仕方ありません。
お客様のご希望は大事ですが、同じようにスタッフも大切です。
このパターンでご納得いただけないお客様は再来にはつながらないことが多いですが、手袋着用でも気持ちの良いシャンプーは出来ます!
うちのスタッフは手袋着用でもシャンプー指名していただいてます。
手袋着用でもお客様が不快を感じないよう、心地良くなるシャンプー技術をマスターすることが大事であり、スタッフの手荒れ問題を軽減することが何より大事なわけです。
とにかく、シャンプーや水仕事の時は手袋着用を徹底することが大事。
カラーやパーマの時ももちろんです。なるべく薬剤に直接触れないようにします。
それでも手荒れはします。
なので、日々のケアが大切です。保湿です。
毎日、寝る前に皮膚科でもらう保湿クリームなどを塗って、寝ている間に無意識に掻いても負担が少なくなるようシルク素材の手袋などをして寝る。
症状がひどい時は、皮膚科に行って診てもらう。
周りのスタッフにも協力してもらう。
色々と大変な美容師の手荒れではありますが、やれないことはありません。
立ち仕事が大変!
最初はキツイんです。
お昼休憩以外は、基本的にずっと立ちっぱなしですから。
座っていようものなら先輩に注意されてましたから。僕の時は。
先輩や同期が接客中で自分の手が空いたからといって、昼休憩以外で座ることは許されなかったわけです。
立ち仕事が原因で病気になる場合もあります。
休める時はちょっとの時間でも座ってもいいと思います。
立ち仕事に慣れるには?
そのうち慣れます(笑
これじゃ問題解決しませんね。
やることやって、周りの状況確認して、座って一瞬でも休めるなら座っていいです。
もちろん、フロアーではなくスタッフルームで。
30秒でも10秒でも座れそうなら座ったらいいです。
余裕があれば座りながらタオル畳んでもOKです。
忙しい時はそれどころじゃないでしょうから、できる時はそれでもOKです。
わかっていればいいんです。今は平気。今はあっちが先。とかの優先順位をちゃんと理解していれば問題ないでしょう。
うちではですが。
もし、昼休憩以外では絶対に座ったらダメ!というサロンの場合は、
トイレに行こう!そして数十秒でも座って休息を取ればいい(笑
アシスタントの給料が安すぎるんだけど…
ん〜…スマン!!
となってしまう。
でも、今はだいぶ良くなっていますけどね。
生活できない!というレベルではないはずです。
まだ、やばい手取りのところもあるのでしょうけど。。
美容師の給料って低い低いと言われています。アシスタントは特に低い。美容師の中でも1番低い期間です。
これを解消するとなると、
とにかく早くスタイリストになろう!
アシスタン時代は、仕事において辛抱すること努力することばかりです。
今は練習に励み、より早くスタイリストを目指すのが1番です。
スタイリストになったって入客できなきゃ稼げないじゃん。と感じれば、働く美容室や働き方を変えてみてもいいでしょう。
とにかく自分の力で収入UPできるスタイリストになるのが先決です!
アシスタントのうちは収入に限界があります。
このお金がない期間でも時間はあります。その時間を練習に使うのもアリです。
少しお金に余裕があれば美容師としての成長のために自己投資するのも近道です。
給料低いから美容師辞める!ではなく、稼ぐ美容師になる!という気持ちに切り替えることは大切なんじゃないかと。
美容師アシスタントだけが大変なわけじゃないけど、やっぱり『キツイし辛い!美容師アシスタントなんてもう辞めたい?』と思うかもね。
この記事もアシスタントにおすすめ
↓
【稼ぐ美容師になる!】アシスタント時代に学ぶべきこと
美容師アシスタントの一人暮らしは大変だけど楽しむことも大事
実家暮らしなら食事の用意をしてもらえるでしょう。洗濯もしてもらえるでしょう。掃除もしてもらえるかもしれません。
これが一人暮らしだとそうはいきません。全て自分でやらなければなりません。
だから「時間がない!」と感じるのですが、考え方次第では楽しめるんじゃないかと。
お金はそんなにないけど、
- 好きなものだけ食べれる
- 好きな時間に寝て起きれる(休みの日とか)
- 友達呼んで騒いでもOK(お隣さんには気を遣い)
- 好きなことをできる
- 自分だけの空間を持てる
それなりに楽しめます。というか、僕は実家暮らしの時より相当楽しめました。
家にいる時間なんて寝るくらいでしたけど、夜遊びして帰ろうが関係ありません。
毎日カップラーメン食べようが口うるさくも言われません。
親に気を遣って家にパートナーを入れづらいなんてこともありません。
パートナーとは恋人。彼氏、彼女のことです。
今は、多様性の時代なので「彼氏・彼女」というより「パートナー」と呼ぶ方が好ましいのです。時代です。
(恋愛に性別は関係ない時代ですから)
金銭面、経済的には実家暮らしの方が圧倒的に有利ではありますが、それだけをいっては一人暮らしは勝てません。
一人暮らしにしか出来ない楽しみ方をすればいいんです♪
美容師アシスタント期間は大変ではありますが、是非ともステキなスタイリスト目指して頑張って欲しいです。
うちの会社(株式会社アンドエル)では、アシスタントもスタイリストも美容師全力募集中です。
完全週休2日です。有給休暇も取得できます。
9:30〜18:30営業の美容室です。
オーナーも現役のスタイリストです。
一人暮らし応援手当支給してます。
詳しくは→美容師の一人暮らし応援手当を支給します♪
美容師の労働環境整備には全力です。とはいえ、アシスタントは練習必須です。
仕事とは大変ではありますが、辛いでけでなく楽しむことも大事。頑張ることはすごく大事。
本気で美容師頑張りたい子を応援します♪
