美容師求人採用ブログ  

【美容師新卒のお給料】アシスタント時代はなぜ低いのか?

株式会社アンドエルです。神奈川県伊勢原で新ブランド「see.L」という美容室を2019年3月にオープンしました。

美容師アシスタントのお給料が安い!年収が低い!!と世間では言われています。

なぜなのか?

これから、美容師になろうという美容専門学生からしたら気になるところでしょう。

アンドエルのオーナーができる限りわかる範囲で紹介します。

美容師新卒の平均初任給は「手取り14〜16万ちょっと」になる。

と思われます。たぶん。。

難しいです。正確な数字は出せません。

手取り給与は、税金や社会保険料など引かれて支給される金額です。

新卒求人募集している美容室も様々です。いろんな美容室があります。

そのため、額面(税引き前給与)が同じでも手取りが変わってきます。

わかりやすく単純に言えば、社会保険加入サロンと未加入サロンでは、給与の額面が同じでも手取りが違うといこと。

額面が同じなら、社会保険加入の美容室の方が手取りが低くなることがほとんどで、社会保険未加入の美容室の方が手取りが多くなります。

例えば、初任給18万円の額面となっていたら、

社会保険加入サロンの手取りは15万円くらい。

社会保険未加入サロンの手取りは17.5万くらい。

となり、手取りで約2.5万円の差が出ます。

新卒の子からしたら、この差はデカいはずです。

とにかく社会保険料の支払いが受給者(美容師アシスタント)にとっては、大きな負担となるわけです。

ざっくり計算ですが、新卒美容師の初任給で18万という美容室はまだ多くないと考えると、新卒の初任給手取りは平均したら「15万ちょっと」になるのではないかと思われます。
※交通費を含めずに考えて。

昔と比べる必要はないですが、だいぶ上がってきてはいます。まだ低いと感じるでしょうが。

「だったら、社会保険に未加入の美容室で働くよ」という考えになるとも思います。

社会保険未加入の美容室からの給与は手取りは多いが自ら納めるものもある

年金と健康保険です。

これ自分で納めないといけません。

社会保険未加入なので「国民年金と国民健康保険」です。

で、さっきの手取り17.5万でこの2つを自分で支払うと…

残る給与は「14.5〜15万くらい」になる。

そうです。額面18万くらいだと最終的に手元に残るお金(生活費など)は、大して差はないのです。

給料の額によっては社会保険未加入の方が、

  • 国民年金
  • 国民健康保険
  • 所得税
  • 住民税

などを払ったら残る金額は少なくなる可能性もあります。

課税対象額に違いが出る

社会保険料(年金、健康保険、雇用保険など)は非課税となるので、同じ額面でも社会保険加入サロンの場合は所得税が低くなります。

額面18万-社会保険料=15万ちょっと、ここに課税される。

しかし、社会保険未加入サロンの場合は、

額面18万-雇用保険のみ=ほぼ18万、ここに課税される。

課税対象額に差がある分、所得税にも差が出るのです。

上記で考えると、社会保険未加入サロンの方が所得税が高くなるのです。

なので、手取りが低くなる可能性もあるというわけです。

ただ、国民健康保険も国民年金も非課税なので、最終的には年末調整などで還付金として返ってはきます。

なので、結果的には両者ともそこまで差は出ないと思います。

金額的な部分よりも社会保険の加入、未加入による保障の違いが1番大きいのです。

これから美容師を目指す学生さんには、少しでいいので『美容師にとっての社会保険』がどういうものなのか知っておいてほしいと思います。

美容師アシスタントの給与が低いのには、いろいろと考え方があるので難しい…

ですが、単純に美容室での仕事(業務)として考えたときに、アシスタントができる業務が限られているということが大きいです。

  • スタイリストにはできてアシスタントにはできないことがある。
  • アシスタントにできないこともスタイリストならできる。

一般的な美容室では「カットまでの全ての技術ができるできない」でスタイリストとアシスタントという区別がなされるわけです。

全ての技術をマスターし、お客様を担当する上で美容師として責任を持てることがスタイリストであるという考えです。

アシスタントは、スタイリストを手助けすることはできても、お客様のカットをすることはできません。

スタイリストが仕事をしやすいように、お客様が過ごしやすいように、スタイリストとお客様の両方に意識を向ける必要があるので、大変ではありますがお客様のヘアスタイルをデザインすることができません。

美容師がお客様のヘアスタイルをデザインするためには、カットが必要不可欠となります。

  • お客様を責任持って担当することができるスタイリスト
  • そのスタイリストのヘルプをしながら、お客様が気持ちよく過ごせるように動くのがアシスタント

そのため、アシスタントの給与はスタイリストよりも低い設定となります。

当然と言えば当然なわけです。

美容室ではない一般的な日本企業でも、5年目と1年目ではお給料が違ってきます。

それは、こなせる業務内容も業務量も違うからです。

生産性の違いです。

美容師に限らずですが、給料の金額設定には考えがあります。

例えば、新卒美容師アシスタントの月給が固定で16万円としましょう。

月16万円の給与が支給されるアシスタントの月の売上高(生産性)が16万円だとすると、どうでしょう。。。

16万売上げて16万貰う。

これでは美容室の利益はゼロです。

じゃあ、今度はアシスタントが月に25万の売上げとしたら、美容室の利益は9万円になるかというとそうではありません。

スタッフの給与だけが美容室の経費ではありません。

しかし、お客様を担当できないアシスタントに売上を求めること自体が難しいわけで、最初から求めてもいないのです。

となると、売上ゼロとなるのがアシスタントでは普通となります。

美容室は、売上げゼロのスタッフに対してお給料を支給することとなるわけです。

「売上を上げることが出来ないスタッフへのお給料は、できる限り低く抑えたい」

という考えになります。

それと、いわゆる師弟制度という職人的な部分が強いのが美容師。

「給与も支給して育ててあげる」

という感覚があったりします。

何も出来ない新人に美容師になるために技術・知識を教えてあげる。

美容室は、時間と労力とお金を掛けて新人を育てる。

給料は低くて当然。給料がもらえるだけいい。

というような考えだったりするわけです。

わからなくはないけど、昔はめちゃくちゃ安月給でしたね。

人(スタッフ)が増えたら、その分売上もアップする必要がある

美容室としては、生産性の低いアシスタントだろうが、何も出来ない新卒だろうが、人件費が上がるわけです。

当然、その人件費分の売上アップをしなくては利益減となります。

そこで、技術(シャンプー・カラー塗布・ワイディングなど)を教えて、スタイリストのヘルプをさせていきます。

アシスタントがヘルプに入ることで、スタイリストはより多くのお客様を担当することができるようになります。

担当できるお客様の数が増えることで売上も上がります。売上UPでスタイリストのお給料は上がります。

しかし、アシスタントのお給料は上がりません。(基本的に固定給)

アシスタントからしたら、自分がヘルプして売上が上がったのだから、自分のお給料にもバックされるべき。と考える子もいるかもしれません。(いるかな…?)

わかりやすくいうと、アシスタントの給料をスタイリストが売上を上げて稼ぎ出すのです。

逆にスタイリストの立場で考えると、アシスタントにヘルプしてもらうのであれば、その子のお給料分の売上を上げる必要があるということ。

アシスタントにヘルプしてもらって、担当できるお客様も増えない。売上も変わらない。では、スタイリストとしては意識を変える必要があります。

スタッフが増えたら売上も増えなきゃダメ。

新卒アシスタントは、最初何も出来ません。これは仕方がないことです。

だけど、早くシャンプー技術をマスターしてほしい。早くカラー塗布をマスターしてほしい。

早くスタイリストのヘルプに入れるようになってほしい。

これが出来ないうちは、高い給料なんて出せない。となってしまうのです。

ただ、アシスタントの存在はとても大切なんです。

スタイリストにとっても大切な存在のアシスタント

なんです。

いつも偉そうにしている先輩スタイリストもいるかもしれません。

でも、アシスタントいてこその売上だったりもするわけです。

ヘルプしてもらうことで複数のお客様を同時に担当することができ、売上を増やしお給料UPさせることができているわけです。

だからこそ、後輩アシスタントを育てることはスタイリスト(自分)にとっても大事な役目であったりもします。

アシスタントが成長してくれることで、スタイリストはより仕事がしやすくなり売上も伸ばしやすくなるわけです。

とっても大切な存在なんです。

美容室にとっても大切なアシスタント

スタイリストにとって大切な存在であると同じく、お店としても大切なのです。

アシスタントのうちは以前のような生産性で考えると、高い給与は出せないとなります。

それでもスタイリストとして売上を立てれるようになれば、お店にとって生産性のある存在となります。

アシスタント(修行)期間が長いと言われていますが、早くスタイリストになって売上げてほしいという思いでいるのです。

そして、今は昔と少し考え方が変わってきてはいます。

美容師アシスタントの給与をより良くするには…考えています

どこも考えているはずです。

新卒、アシスタントの大切さを理解している美容室は、どこも待遇を少しでも良くしていこうと知恵を振り絞っています。

うちも考えています。まだ新卒より中途アシスタント、スタイリストの求人募集がメインではありますが。
(ゆくゆくは新卒募集に注力していくので)

とにかく早くスタイリストになれるように

スタイリストのヘルプがメインであったアシスタント業務を減らし、営業中も練習時間にして早くスタイリストになってもらおうと考える美容室。

スタイリストはマンツーマンでお客様を担当し、アシスタントはヘルプをメインにはせず、練習をメインに営業するということ。

従来は、営業時間中はサロンワークでヘルプや準備、片付けなどが主な仕事であり、ヘルプに入ることでスタイリストの仕事を学んでいきました。

しかし、それだと自分の技術習得のための練習を営業時間外にしなくてはなりませんでした。

朝練、夜練です。

ハードなサロンワークをした後に練習…できなくはないです。僕もやってきました。

しかし、そこにはいろんな問題があるという考えに今はなってきました。
(この話はまた別で)

アシスタントでも高い給与という形ではなく、より早く給与UPしていけるような体制にするということ。

早期スタイリストデビューです。

アシスタントとしての修行期間が長く、給与も低く、拘束時間も長くては、スタイリストになる前に離職してしまっても仕方がないとなります。

昔だと、根性がない、忍耐力がない、甘い…とか言われてましたが、僕はそうは思いません。

安定した生活が送れる給与があり、技術習得のためのバックアップが必要と考えます。

ちょっと昔がおかしかったとも言えるかな…と。

だってめちゃくちゃ節約しても生活ギリギリで、睡眠時間とか4〜5時間で休みも休みじゃなかったりする。

そんなキツイ生活を今も同じようにさせていては、スタイリストデビューまでたどり着けない子がいても全然おかしくないわけで、美容師の仕事が嫌になってもおかしくないんです。

だから、如何に早くスタイリストデビューできるような体制にするか?これも大事なことです。

アシスタントにも生産性を見出す

お客様のカットをすることはできません。

しかし、カットができないからお客様を担当させることができないわけでもありません。

「カラーならやれる!」というアシスタント。スタイリストと同じようにお客様のご希望通りに仕上げれるレベル。

このレベルのアシスタントは、スタイリストよりも経験値は低いですが、知識・技術的にスタイリストレベルのカラー施術が可能です。

例えば、カラーのみをご希望のお客様で、自分(アシスタント)と同世代の担当できそうなお客様から入客していく。

カットはできないが担当できるお客様から入客し、経験を積みながらカット練習も同時進行。

こうすることで、より早いスタイリストデビューを目指しながら、アシスタントでも売上を立てることができる。

しかし、スタイリストはヘルプしてもらえなくなる分、生産性を上げる努力は必要となる。

サロンワーク以外の「何か」で売上に繋げる

お客様を担当することは売上になりますが、そのお客様を呼ぶことも大切です。

「集客」です。

今だと美容師の「SNS手当」とかになるのかな。

アシスタントでもスタイリストでもスマホがあればできます。

サロンオフィシャルなSNS、個人としてのSNSなどやり方はあるでしょうが、アシスタントとしてサロンにお客様を集める行動を業務時間内でやる。

アシスタントのSNS経由でサロンにお客様がご来店すれば、集客=売上となります。

今は、自己ブランディングがやりやすい時代です。やりようによってはアシスタントでも発信力を持つことで、人を集めることが可能な時代です。

アシスタントだから集客できないなんてこともありません。

アシスタントだから集客する必要ないなんてこともありません。

アシスタント時代から自分らしい集客手段を持つことは、スタイリストデビュー後の成長スピードにも大きく関係してきます。

自らの力でサロンにお客様を呼ぶことができれば、その行動・結果に見合った手当を支給するという形。

アシスタントという固定概念を捨て、新たな価値を生み出せる環境づくりも大事

サロンワークにてスタイリストのヘルプをしながら、学び成長していく従来の考え方からその先に進むことも必要ということ。

アシスタントの給与が低いから高くする。低いものは高くすればいい。これができる美容室はいいです。

でも、そんな単純なことでもありません。全体のバランスがあります。同じ売上でアシスタントの給与が高くなれば、何かを抑える必要があります。

ムダがあれば見直してこのように考えることも必要ですが、アシスタント自体の業務内容を生産性あるものにしていくことも考え、売上自体を伸ばす方向でも考えることが大事です。

従来の考え方、やり方にいつまでも捉われていては、アシスタントのお給料UPは現実的に難しいです。

うちでもすごく色々考えています。
(ここではまだ書けませんけど…)

もちろん、アシスタントだけでなくスタイリスト含め、どうすればスタッフ(美容師)の待遇をもっと良くできるかということを。

オーバーストアに価格競争と厳しい現状の美容師ですが、まだまだ伸びていけるという考えでいます。

株式会社アンドエルでは若干名ですが、美容師アシスタントも求人募集しています

これからもスタッフの成長速度に合わせて店舗展開していくアンドエルでは、基本的にスタイリストのみ美容師募集中ではあります。

しかし、アシスタントでも採用することがあります。

本人と会って話してみて感じるものがあれば、アシスタントでもすぐに採用しています。

現状で未熟な部分は、入社後に僕らのバックアップのもと必ず成長できるからです。

実際、入社時はまだカットができないアシスタントでも短期間でスタイリストデビューしています。
(今では役職も付いています)

まだ、そこまで高待遇というわけではありませんが、アシスタントで興味がある方は、アンドエルの美容師求人情報をチェックしてみてください♪
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この記事を書いた人  

HOSHI  

株式会社and-L 代表取締役/
see.L代表/スタイリスト
現役美容師で毎日サロンワークしながら、会社としても美容室経営してます。
美容師の求人募集に全力でブログ更新中。

伊勢原近隣エリアからの応募も歓迎

美容室see.Lは小田急伊勢原駅徒歩5分。
近隣エリアの本厚木、秦野、海老名、小田原、町田で転職検討中の美容師さんにもオススメです。
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