
美容師の給与問題。
いろいろありますが、とりあえずもっと給料欲しいと思っている美容師は多いはず。
お金はある分には困らないが、ないと困るのがお金ですから。
ボクも今も思ってますし、独立前もずっと思っていましたから。
これは永遠に追い続けるのかもしれませんね。
とはいえ、じゃあどうやってお給料を上げればいいのか?となるとどうしますか?
アシスタントならまずはスタイリストになってからですが、スタイリストの場合はどうでしょう?
そうです。答えは1つしかありません。
今よりイイお給料をもらうには売上を上ればいいのです。
勤めている美容室からのお給料を増やすには、スタイリストとして売上UPするしかありません。
分かりきったことなのですが、これが中々出来てないから「もっと給料欲しい」「給料安い…」と思ってるわけですよね。
(そこだけの問題ではないかもしれませんが…)
美容師が売上を上げて給料UPするには?
- 技術売上
- 店販売上
この2つを上げていけば、それに比例してお給料も上がっていくはずです。
歩合手当がつく給与体系であれば。
両方できればいいが、まずは技術売上を上げていくことが大切です。
そもそもお給料が安いと感じている美容師さんは、自分の置かれてる状況から理解する必要があります。
どんなに技術やサービス、接客に自信があっても状況(環境)によって全然違ってきますから。
ここでは下記のような状況でのアドバイスです。
- アシスタントがいない
- 集客はそれなりにできている
だけど、これ以上稼げない…どうしたら……という美容師さん。
仕事の仕方を見直して給与UPにつなげよう
「仕事のスピードUPしてください」
- トリートメントを勧める
- パーマを勧める
- ヘッドスパを勧める
確かに売上UPには繋がりますが、勘違いしてはいけないのが
プラスメニューを勧めて施術時間も長くなる。
では、あまり効果的ではないのです。
売上UPを考えた時に経営者含めてですが、客単価UPだけを考える美容師さんが多いんですよね。
間違いでもないけど正解でもない。
- 施術代UP
- 時短
この2つを考える必要があります。
そして、大事なのが時短。仕事のスピードを上げるんです。
簡単なことではありませんが、仕事を早くすることができなくては売上なんて大して上がりません。ホント。
仕事が遅いのに「入客チャンスが少ない…」「お客さんが増えない…」「売上上がらない…」という方がいますが間違ってます。
仕事のスピードUPがめちゃくちゃ大事です。まずはここをめちゃくちゃ意識して仕事をすることです。
そして…
考え方を見直して給与UPを目指しましょう
入客チャンスが少ないのは仕事が遅いからというのもあるんです。
常に『早く丁寧に』を意識して仕事をしているともっと入客しやすくなります。
単純計算です。
1名あたり10分短縮してみましょう。
そしたら、1日もう1名はカットのみのお客様を担当できるようになりませんか?
いつもと同じように遅い仕事してるから、いつもと変わらず入客チャンスもありません。
入客チャンスが増えるから自分を支持してくれるお客様が増えていくわけです。
支持してくれるお客様が増えていくからお給料も上がっていくわけです。
ボクが見てきた稼ぐ美容師の共通点はみんな『仕事が早い』です。
ちゃんとわかってるんです。
もちろんお客様には気を遣いますし大切にします。だけど、ゆっくりやることが丁寧とは考えていません。
常に一定のスピードを保って仕事を終わらせることができると、先も計算しやすいしチャンスが巡ってきた時に掴むことができます。
その反対に稼げない(売上上がらない)美容師にも残念な共通点があります。
いっつも仕事がゆっくり。お客様が待っていても遅い。
あとムラが多い。基本的に遅いのですが、たまにひどく遅い時がある。
だから先が読めないしチャンスが来ても逃すしかなくなる。
常に時間を意識して、ベストな流れを考えて仕事ができてないんです。
仕事の組み立て方が下手といえます。
美容師の給料が安いのは勤めている美容室だけのせいではないんだよ。
とオーナーであるボクが言ってしまうとズルいかもしれませんが。
美容室規模も給与体系も集客力も違うので、働いている美容室で状況は違ってきますが「給料もっと欲しー!」と思っているなら、
まずは仕事の仕方から考え方まで見直してみよう。
自分で考えて実行して、それで売上も上がったのに給料が変わらない…
そんな時は勤めている美容室のせいにしよう!
いや。まずはオーナーに相談だね。
それでも変わらないなら、もう完全に美容室のせい。転職考えてもいいですよね。
だって頑張って結果出しても給料に反映されないんだから仕方がない。
でも、たぶん多くの美容室オーナーはこう考えているとは思う。
『もっとスタッフの給料上げれないかな〜』
そう考えてはいるはず。
そしてシンプルに考えればいいわけです。
スタイリストの売上が上がるようサロンでバックアップする。
スタイリストはスピードを意識して仕事に取り組んで売上UPを目指す。
売上が上がればスタッフのお給料も上がるし、お店の利益も増える。
(ここのバランスはそれぞれね)
お互いに良いことなんですよね。ホントにシンプルに考えれば。